2013 JPBA TOUR 5th
"KISAKIHAMA CLEAN BEACH CUP"
2013年JPBAツアー第5戦
『木崎浜クリーンビーチカップ』
2013年JPBAツアー第5戦
『KISAKIHAMA CLEAN BEACH CUP』
宮崎県宮崎市木崎浜海岸
波のサイズ 腹〜胸 セット肩
MENSクラスの結果
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優勝 榎戸 崇人(JPBA公認プロ)
2位 榎戸 輝(JPBA公認プロ)
3位 京谷 雄策(JPBA公認プロ)
3位 近藤 義忠(JPBA公認プロ)
WOMENSクラスの結果
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優勝 畠山 美南海(JPBA公認プロ)
2位 大原 沙莉(JPBA公認プロ)
3位 鈴木 彩加(JPBA公認プロ)
3位 西村 優花(JPBA公認プロ)
DKクラスの結果
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優勝 山田 幸久(JPBA公認プロ)
2位 鈴木 啓祐(JPBA公認プロ)
3位 平井 賢一郎(アマ)
4位 藤岡 慶(JPBA公認プロ)
>> KISAKIHAMA CLEAN BEACH CUP リザルト
素敵なフラダンス、そして心肺蘇生法講習でDAY1がスタート。
波のコンディションは胸から肩サイズ。
最高なコンディションでプロトライアルでは、瀬川美枝子、谷口美樹の2名が念願のプロ合格。
なんと言っても地元宮崎勢が大活躍!
池田雄一、矢野晋平のライディングと応援団の大歓声がコンテストを盛り上げてくれた。
ドロップニークラスでは、ラウンド1でビッグスラッシュ3発で9.5ポイントをスコアし2年振りのグランドチャンピオンを決めた。
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コンテストDAY2のファイナルDAYは、いよいよトップシード選手が登場。
波のコンディションは胸、朝は風の影響もなく掘れたブレイク。
しかし、潮が上げて来た午後は風も入り、張った波が減って波質が非常に難しくなり、ファーストリップへのリップアプローチをラディカルに出来るかが勝敗の大きな鍵となっていた。
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【DKクラス】
まずはドロップニークラスのファイナル。
注目は、セミファイナルにおいてドライブターンからのBIGロールインを次々に決めて会場を湧かせた藤岡慶に期待がかかり、グランドチャンピオン山田幸久を倒せるかに注目された。
しかし山田幸久が波選び技のキレで藤岡、鈴木、平井を圧倒。
フロントサイドのスラッシュリバース7.75ポイントを含むトータル13.0ポイントで貫禄勝ちの優勝で有終の美を飾った。
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【WOMENSクラス】
WOMENSクラスは、熾烈なグランドチャンピオン争いが繰り広げられた。
カレントランキング2位の大原沙莉は優勝が絶対条件。
両者ともに順調に駒を進め、まずは大原が先にセミファイナル進出を決める。
大原選手がヒーローインタビューを受けている間に畠山選手もセミファイナルに勝ち上がり、この瞬間に激戦だったウィメンズクラスグランドチャンピオンが決定!畠山美南海がその栄冠を手にした。
ファイナルのマンオンマンヒートは、畠山・大原の今シーズンを象徴するかのような対戦だった。
グランドチャンピオンを決めた畠山と決められてしまった大原の戦い。
先ずは畠山がライトの波で美しさとスピード、高さを兼ね備えた持ち味のエルロロで6.25ポイント。
波数が減った状況で試合をリードする。
さらに後半には再びライトでファーストリップでエルロロ、ミドルセクションからリフォームするインサイドセクションまでしっかり技を入れ込んで、彼女らしいしなやかで美しいマニューバーを描き9.00のエクセレントスコアを叩き出し大原を追い込んだ。
一方、意地を見せた大原は、惜しくもメイクは出来なかったが二度ARSを仕掛け観客を多いに湧かせた。
しかし残念ながらここでタイムアップ。 畠山15.25、大原9.00のスコアで畠山美南海の優勝!
最終戦勝利、プロ転向後初となるグランドチャンピオンと最高の形でシーズンを締め括った。
ツアー戦そして最終戦まで熱い戦いを繰り広げたふたりに観客からは惜しみない拍手が送られていた。
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【MENSクラス】
MENSクラスは予想通り地元宮崎勢が大活躍!
ゲストMCとしてもホットなトークを披露した池田雄一が5位、加治賢和7位、アマチュアの矢野晋平9位と大応援団の声援に応える結果だった。
ダイナミックなエルロロを武器に、並み居るトップランカーを押さえ込みベストリザルト5位を手にした茨城の瀬川俊輔の活躍も印象的だった。
そしてセミファイナル、マンオンマンの戦い。
今シーズン絶好調の榎戸輝がオープニングウェーブでいきなりの10ポイントライディング。
そしてその後の京谷雄策のエアリアルでの追い上げは、今大会の記憶に残る名勝負だろう。
ファイナルは、R3を勝った時点でグランドチャンピオンの座につき余裕の試合展開で駒を進めた榎戸崇人と、今シーズン復活し絶好調でツアー戦ずっと2位で走り続けてきた榎戸輝の兄弟対決!
グランドチャンピオン争いは弟の崇人に軍配、兄の輝が弟を破り2007年以来の優勝を最終戦で飾ることができるのか?
日本のプロボディボーディングツアー戦史上初の、マンオンマンでのファイナル兄弟対決がスタートした。
ともに予選ラウンドで10ポイントライディングを叩き出してる両者。
崇人は得意の爆発的ARSをパワーのなくなった波でも連発!
輝はファーストリップアプローチからミドル〜インサイドにかけてスムーズで繊細さとキレを兼ね備え、そこに当てリバやバックフリップを加えた多彩さがスタイル。
ファイナルヒートも崇人が2本目8.50、3本目に9.25と試合をリードする。
ツアー戦、同様に輝が追う展開、後半6.50、7.00とスコアを上げるが崇人のラストライドが完璧なARS10ポイント!
トータル19.25の驚異的スコアで試合が終了。
歴史的なファイナル、優勝は榎戸崇人、準優勝は榎戸輝。
先に海から上がる兄の輝、最終戦ウィナーそしてグランドチャンピオンの弟、崇人を待ち出迎え握手する兄の姿に感動した観客から割れんばかりの拍手が送られていた。
コンテストレポート 吉田正明
JPBA/日本プロボディボード連盟