2010.06. サーフタウンフェスタ ムラサキプロ レポート - - 日本プロボディボード連盟

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2010 JPBA TOUR 1st
"SURF TOWN FESTA MURASAKI PRO"

2010年JPBAツアー第1戦
『サーフタウンフェスタ ムラサキプロ』

新しい時代の始まりを感じさせる2010年のスタート

DAY 1:頭オーバーのパワフルブレイクでスタート!

本年度最初のメインイベントとなった"サーフタウンフェスタ ムラサキプロ"初日が千葉県いすみ市の夷隅ポイントにて開催された。

天候は快晴。波のサイズはオーバーヘッドという最高のコンディションの中、R1を2ポイントにてスタート。2ポイントの開催時はポイントコールは使用されない。

本年度はアマシードが廃止され、トップアマもR1には多く含まれたので序盤から大技が繰り出された。ウィメンズ、メンズクラスとも若手選手が高得点をマーク。
会場にはカノウのブースを始め、本年度の特別ツアー協賛のクロックスも展示。
そして最終戦の地、宮崎で被害の広がる口蹄疫の募金箱が設置され、宮崎から参戦の選手が順番で受付を担当した。

イベントは進みR2からは1ポイント開催。
JPBAポイントコールシステムが使用され、公認プロのセカンドシード選手がラインナップ。波は少し落ち着きを見せるコンディションながら十分なパワーで迫力のライディングが多く見られた。メンズクラスではARSなどをメイクする選手も出てきて会場は盛り上がる。

ブースには地元の味がたくさん!

会場には毎度お馴染みのタコ飯ブースを始め、豚汁、夷隅川のウナギ弁当、かき氷、アイスコーヒーなどさまざまな商品が購入可能。熱かった一日にはとても嬉しいシステムだった。

ポイント移動などを経てR3に突入。

サイズは肩サイズにダウンしながらも風が合い波はなかなかのコンディション。
ウィメンズR3が開始する際に使用ポイントをNo.2からNo.1に変更。
予定のH8までは消化されずH4まで消化、DAY2はH5からのスタートとなった。


DAY 2:トッププロ vs 若手アマの熱い戦い

2日目の天候は晴れ。雨の予報をいい形で裏切ることとなった。
波のサイズは朝は頭サイズでのスタート、後半にかけて肩サイズと徐々にサイズダウン傾向。

ヒートはDAY1に消化しきれずに終わったウィメンズクラスR3H5からのスタート。
そしてメンズのR3へと進む。

R3には昨年度ラインキングで決定したトップシード選手がクレジットされているため、R1から勝ち上がっている選手と白熱した戦いが見られた。

そしてその中でも今回台風の目となった若手アマの活躍を伝えなくてはならない状況。

ウィメンズクラスでは相田桃選手、畠山美南海選手、大原沙莉選手、鈴木彩加選手など10代のトップアマ選手が勝ち残りQFヘ駒を進めた。

メンズクラスでは四天王こと榎戸輝プロ、近藤義忠プロ、京谷雄作プロ、榎戸崇人選手に加え久しぶりの登場八子顕一プロ、伊豆より参戦の名高祐樹プロ、伊良湖の小林経史プロ、そしてここにも若手で伸び盛りな粂総一郎選手がQFへ勝ち進む。

QF、SFでもウィメンズ若手アマ選手の勢いは止まらない。

実力派の渡辺萌プロ、野納香里プロ、昨年のプロトライアルでプロになった来間改め望月康子プロ、そして昨年のグランドチャンプ井上美彌プロもSFで敗退する予想外の展開に。

メンズクラスは四天王が強さを見せつける。危なげない戦いを見せて4人でファイナルへ。

1本で勝敗が決まったウィメンズクラスファイナル!

ファイナルは25分ヒートのマキシマム10本のコンテストレギュレーションでウィメンズクラスよりスタート。

ポイントはNo.1、No.2どちらも使用可能。

No.1のグーフィーブレイクを選んだ西村優花プロ、鈴木彩加選手、畠山美南海選手に対しNo.2のブレイクを選んだのは相田桃選手のみ。

No.2のレギュラーを独り占めする相田選手だが、スピンからのエルロロでも得点が伸びない。
一方波を取り合いながらも西村優花プロが手堅いライディングをメイクし序盤をリード。

しかしその1本が勝負を決めた。

一番テトラ寄りのレフトに的を絞って待っていた鈴木彩加選手が乗った掘れたセット。
短いライディングながらえぐるようなボトムターンから小さな体が宙を舞うような高さのあるエルロロに7.00pの高得点がコールされ一気にトップに。同じレフトの波でスピードのあるリップを決めた畠山美南海選手も5.65pを叩き出し2番手でヒートを終了した。

気持ちが勝敗を分けたメンズファイナル

メンズクラスのファイナルもNo.1、No.2が同時使用される。

同じく3人がレフト、1人がライトに的を絞っての戦い。

メンズクラスファイナルは波数が少なかった。

そんな中開始早々にNo.2に入ったビックセットで唯一このポイントを選んだ榎戸崇人選手がARSをメイク。ポイントは8.00p!!
ポイントがコールされるとゲッティングアウトしながらのガッツポーズ。一気に気持ちが高まっているのはビーチで見ているギャラリーにも伝わった。

No.1のレフトブレイクでは榎戸輝プロが同じくARSをメイクして5.50p。近藤義忠プロはエルロロをメイクするも得点が伸びない。

そこからは波が入らない状況が続く。


しびれを切らしてNo.2へ場所を変えたのは乗れていない京谷雄作プロと得点が伸び悩む近藤義忠プロ。
榎戸輝プロはそのままNo.1のテトラ横にステイした。

結局その後大きな動きの無いままヒートは終了。
2発の完成度の高いARSをメイクした榎戸崇人選手が今年の初戦を勝利で飾った。



ウィメンズクラスで優勝した鈴木彩加選手は涙のプロ転向。ここに15歳の最年少プロボディボーダーが誕生した。
「これからも頑張る!」と言葉少なく意気込みを語った鈴木プロには惜しみない拍手が贈られた。

メンズクラス優勝の榎戸崇人選手もプロ転向。
「先日のオーストラリアでの優勝が自信に繋がった。世界に通用するように頑張りたい」と力強いコメント。兄で2位の榎戸輝プロからは「今日は2位でいい。自分の事のように嬉しい!」と弟を讃える素晴らしいコメントに会場からは大きな拍手が贈られた。


リザルト

ウィメンズクラス

 優勝 鈴木 彩加アマ(プロ宣言)
 2位 畠山 美南海アマ
 3位 西村 優花プロ
 4位 相田 桃アマ

メンズクラス

 優勝 榎戸 崇人アマ(プロ宣言)
 2位 榎戸 輝プロ
 3位 近藤 義忠プロ
 4位 京谷 雄作プロ

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