競技規定
JPBA運営による大会は下記のルールに基づき運営される。
ルールの追加については、理事会での協議の上行うものとする。
シーズン中でも理事会での承認を得ればルールの変更、追加をすることができる。
競技開催の可否
- 1.競技可能かどうかの決定はそのイベント開始の2日前の19:00までに決められる。これらはジャッジ委員長とコンテストディレクターにより決定される。
- 2.競技順については、ジャッジ委員長と協議し、コンテストディレクターが決定する。
- 3.競技可能と判断された場合、コンテストディレクターとジャッジ委員長が決定したスケジュールに対して抗議することはできない。
- 4.ジャッジ委員長とコンテストディレクターによって、競技可能なコンディションではなくなったと判断された場合、ヒートを中断する。
オフィシャルコール
- 1.大会開始前のオフィシャルコールは、JPBA公式のウェブサイト又はメール、SNSで発表される。
- 2.大会期間中のオフィシャルコールは、JPBA公式のメールまたは選手連絡用LINEで発表される。インターネット環境によっては大会会場に設置されたインフォメーションボードに発表される。
イベント・ツアーの成立・シリーズランキング
- 1.コンディションによりイベントが続行できない場合でも、各クラスのヒートの70%を消化した時点でそのイベントは成立したものとみなす。その場合、ポイント及び賞金は勝ち残っている選手に平等に分配される。公認プロ資格の獲得ラウンドまで勝ち上がっていない場合、公認プロ資格の取得はないものとする。
- 2.JPBAツアーランキングは設定された全戦の合計ポイントによりランキングを決定する。
- 3.JPBAツアーが3戦以上開催のない場合は、その年度のグランドチャンピオン、年間ランキングは決定しないものとする。その場合、開催されたコンテストのランキングポイントは、前年度のランキングポイントに加算されて翌年のシードを決定する。
ヒート時間
- 1.トライアルは15分、プロ本戦(シニア、JUNIORを含む)は20分を基本とする。
- 2.イベントを期間内に終了させるため、その日のコンディションを考慮して、コンテストディレクターの判断により、ヒート時間が変更される場合がある。
- 3.すべてのヒートで、ヒート時間の管理はヘッドジャッジが行う。
- 4.ヒート開始後の時間延長は原則として行われない。何らかの理由により、ヘッドジャッジによってヒートが中断され、再開する場合は可能な限り中断前と同じ状態(残り時間、得点、順位、プライオリティを含む)で再開する。またヒート時間の50%を過ぎた時点で誰も波に乗っていない状態の時は、ヘッドジャッジの判断によりリスタートとなる。想定外の事案でヒート進行が困難になった場合、ヒート時間の50%が消化されていればヒートの順位は確定する。
- 5.ヒートスケジュールはコンテストディレクターによって管理され、大会会場に設置されたインフォメーションボードまたは選手連絡用LINEによって告知される。それ以外によって誤った情報を伝えられ、ヒートに間に合わなかった選手は、抗議できない。ただし、何らかの正当な理由によりヒートに間に合わなかった選手がいた場合、ディレクターの判断により再試合が行われる。
ヒート開始と終了
- 1.ヒートに参加していない選手は、進行中のヒートのジャッジングを妨げないエリアに留まる必要がある。
- 2.ヒート開始時に1回、中断時および終了時に2回のホーンが鳴る。ホーンが使用できない場合、ビーチアナウンスによって「スタート」、「終了」がコールされる。
- 3.ヒートの時間は、タイムフラッグによって表示される。緑がヒート開始・進行中、黄色がヒート残り時間5分以下、赤がヒート終了を表す。
- 4.ヒート終了の5秒前からカウントダウンし、0秒の時点で終了ホーンが鳴る。ホーンの鳴り始め、またはビーチアナウンサーによる「終了」のコールの頭がヒート終了となる。ヒートを終了した選手はプローンポジション(うつむいた状態)で演技をせずにビーチに直帰しなければならない。
- 5.ヒート終了後、次のヒートとの間にライディングを行ったり、ヒート終了後に意図的にラインナップに留まったりした場合にはペナルティが課せられる場合がある。
- 6.ヒート開始前のライディングにはペナルティが課される場合がある。プライオリティルールの場合、最下位のプライオリティからのスタートとなる。
ウェーブカウント
- 1.ノンプライオリティルールのヒートではマキシマムウェーブカウントは10本、プライオリティルールのヒートでは無制限とする。ヒート時間が変更された場合や、その他の状況により、コンテストディレクター、ヘッドジャッジの判断により、マキシマムウェーブカウントが変更される。
- 2.マキシマムウェーブを乗り終えた選手にはビーチアナウンサーによりアナウンスされる。それ以上ライディングを続けた場合、各ライディングに対しペナルティが課される場合があり、インターフェアランスルールの対象にもなる。
ゼッケン、ジャージ
- 1.ヒート前にゼッケンを着用する場合、ビーチマーシャルにてゼッケンを受け取った場所で着用し、ヒート終了後は、ゼッケンを受け取った場所で着脱をする。
- 2.ゼッケンを縛って着用する場合、ゲッティングアウトの直前で縛り、ヒート終了後速やかに元の状態に戻す事が望ましい。
得点集計と順位
- 1.集計は以下に従う。
- (1)各ジャッジのスコアのうち最高点と最低点はカットし、残りのジャッジのスコアの平均点がライディングのスコアになる。
- (2)ジャッジが3人の場合、カットせずに3人のジャッジの平均点がライディングのスコアになる。
- (3)各選手のライディングのうち上位2本の合計得点がヒートスコアとなる。
- 2.ヒートスコアが同点の場合は以下に従う。
- (1)選手の次のスコアを比較する。
- (2)すべてのライディングのスコアが同点で、ヒートスコアが0点でない場合、ヒートのシード順が高い方が高順位となる。ヒートスコアが0点のとき、ヘッドジャッジによって、ライディング可能な波が来なかったと判断された場合には、再試合を行うことがある。
- (3)ヒート参加者が2名しかいない場合、そのヒートは行われない事があり、得点は0点となる。その時はシード順が高い方が高順位となる。
サーフキャディ
ジャッジ委員長または、ヘッドジャッジとコンテストディレクターの協議によって、サーフキャディの使用が認められる場合がある。サーフキャディの使用は以下のルールに従う。
- 1.選手は、自身のキャディと一緒にビーチマーシャルでチェックインを行う。また、キャディは絶対に進行中のヒートを妨げてはならない。
- 2.キャディは選手のスペアボード保持、折れたボードの回収などの目的で入水することを認められる。
- 3.キャディが入水することができる範囲は、ヘッドジャッジが判断する。
- 4.キャディがヒート中にライディングした場合、または他の選手の妨害行為をした場合、キャディを使用している選手にペナルティまたはインターフェアレンスを課される。
- 5.キャディは選手と同様にルールブックの対象になる。ルールに従わない場合は、キャディを使用している選手にペナルティが課される。
- 6.選手は、ヒート開始時に自身のキャディが保持しているスペアボードのみ使用できる。
- 7.自身のスペアボード以外をキャディから受け渡され、使用してライディングまたは他の選手を妨害した場合、選手にインターフェアが課される。※緊急時のウォーターパトロールによる救助(インパクトゾーンからの回避など)を除く。
- 8.キャディが選手へスペアボードを渡した後、パドルしてビーチへ戻る場合には折れたボディボードを使用できる。
- 9.キャディがいない選手は、ビーチにスペアボードを用意する。
アナウンス
- 1.ビーチアナウンサーは、基本的な競技ルール、ボディボードに関する知識を理解している必要がある。
- 2.ヘッドジャッジは、コマーシャル、勝利者インタビュー時などに、競技進行の妨げとなると判断した場合、音声を抑制する(サウンドブラックアウト)ことができる。
- 3.ビーチアナウンサーは、ジャッジがスコアを確定するまでアナウンスしてはいけない。
- 4.スコアやシチュエーションは、ヒート中、波の状況を見極め、継続してアナウンスすることが望ましい。
- 5.ジャッジによるスコアの入力ミス、またはビーチアナウンサーによるミスアナウンスに対しては、選手は抗議をすることができない。
- 6.選手がシチュエーションコールを望む場合、以下のハンドシグナルを使用する。
片手をあげる:シチュエーション(スコア、ニードポイント)コール
あげた腕をもう一方の手で掴む:タイムコール
両手をあげる:プライオリティシチュエーションコール
プロテスト
- 1.本競技規定に明らかに反すると思われる結果に対し、選手は抗議権を行使することができる。抗議内容は書面だけであれば、JPBA公式のプロテストシートを使用して、結果発表後の30分以内にビーチマーシャルへプロテスト申請の意志を伝えた後、コンテストディレクターへ申請する。
- 2.コンテストディレクターが申請を受け付けるかを判断する。回答に対する協議は15分以内で、運営に支障をきたす場合はこの限りではない。
- 3.スコアおよびインターフェアランスについては、いかなる反証に関する物的証拠、例えば録画画像等の提出は一切認めず、集計完了後の修正は一切認めないものとする。
- 4.唯一の例外は、当該ヒートの大多数のパネルジャッジが、明らかに競技エリア内、競技時間内に行ったライディングまたはインターフェアランスを見逃したとヘッドジャッジが判断した場合である。この場合に限り、物的証拠は有効手段として重要視され、ジャッジ委員長またはヘッドジャッジとコンテストディレクターはこれに基づいて最終決定(修正の有無)を下す。最終結果は、抗議から30分以内にアナウンスする。
- 5.どの審判結果に対しても、本人選手以外の申請は受け付けする事はできないが、ジュニアクラスはコーチでも申請できる。
安全対策
- 1.ビーチで行われる全てのコンテストには、サーフレスキューを配置する事が望ましい。なお、サーフレスキューの配置をJPBAの義務とするものではない。
- 2.ヒート中、全ての選手は不測の事態に陥った場合、サーフレスキューに救助を求める事が出来る。救助された選手は、ヒートに戻る事が出来るが、注意を払ったうえで、ビーチからのスタートとなる。救助が必要な場合は、両手を高く振り、サーフレスキューの指示に従う。
- 3.全ての競技・大会において、選手は自身の安全と健康に十分に注意を払い参加するものとする。選手の生命身体の安全、事故、疾病等に関しては選手自身が責任を負い、JPBAに対して一切の保障を求めないものとする。
ジャッジ
全てのイベントにおいて50%以上の割合でJPBAツアージャッジが含まれるものとする。JPBAツアージャッジの認定はJPBAジャッジ委員長の選出により決定される。
ジャッジクライテリアプローンディビジョン
選手は、以下のジャッジ基準にそって演技をしなければならない。
- 1.積極性及び最高難易度 "Commitment and degree of difficulty"
- 2.マニューバーの革新性と進歩 "Innovative and progressive maneuvers"
- 3.メジャーマニューバーの結合性 "Combination of major maneuvers"
- 4.マニューバーの種類の豊かさ "Variety of maneuvers"
- 5.スピード、パワー、フロー "Speed, power and flow"
※得点の基準のうちどの要素を重要するかは、ポイントの地形や当日の波のコンディションによって変動する。
※プローンディビジョンでは、プローンポジション以外のいかなるライディングもスコアリングの対象にはならない。
ドロップニーディビジョンでは、以下の基準を適用する。
- 1.バランス、コントロール、技の角度とスプレーの量など。
※ドロップニーディビジョンでは、プローンポジションでのライディングは、スコアリングの対象にならない。
今後ジャッジ基準の改正があった場合は、原則その年の最新の基準で審査を行う
スコアリングカテゴリー
0.1~1.9 Poor(プア)
2.0~3.9 Fair(フェア)
4.0~5.9 Average(アベレージ)
6.0~7.9 Good(グッド)
8.0~10.0 Excellent(エクセレント)
プライオリティとインターフェアレンス
特に断りがない限り、本ルールブックに記載されているすべての大会に適用される。
インターフェアレンス大多数のジャッジが優先権を持つ選手の得点の可能性を対戦相手の選手が妨げたと判断した場合、インターフェアレンスコールされる。
【マキシマムオーバー時に発生したインターフェアレンス】マキシマムウェーブを乗り終えてもラインナップにとどまる場合、以下の行為はインターフェアレンスとなる。
- 1.さらに波に乗り、他の選手のライディングを妨害した場合。
- 2.パドリング、ポジショニング、その他の理由で他の選手を妨害した場合。
【ノンプライオリティシチュエーションの優先権】
- 1.インサイドポジション(波のピーク側)にいる選手が、優先的に波に乗ることができる。その選手に対して過度の波の取り合い(ハッスリング)、波のセクションを崩す等、スコアの妨げになる行為をした場合、インターフェアレンスが課される。
- 2.オープンブレイク テイクオフの時点でライト、レフトかはっきりせずピークのない波の場合、最初に明確な進行方向へターンをした選手がその波の優先権を得る。
- 3.ポイントブレイク
波が一方方向にしかブレイクしない場合は、インサイドポジション(波のピーク側)にいる選手が、優先的に波に乗ることができる。 - 4.シングルピークブレイク
- (1)ライトとレフト両方向にブレイクするピークが1つある場合、テイクオフする選手のポジションにより優先権が決定される。
- (2)2人以上の選手が同じ方向にライディングした場合、その波のインサイドポジション(波のピーク側)にいる選手が優先的に波に乗ることができる。
- 5.マルチ・ピークブレイク
- (1)1つのうねりに2箇所の離れたピークや、後ろから来たウネリがどこかのポイントで1つに交わってしまう場合がある。それぞれのピークでインサイドポジションに選手がいる場合、先にテイクオフした選手が優先権を得る。もう一方の選手は、相手の優先権を妨げる前にカットバックするか、プルアウトして波を譲らなければならない。
- (2)2人の選手が別々のピークから同時にテイクオフした場合、
- (ⅰ)お互いに妨害にならないように両方がカットバックもしくはプルアウトで波を譲った場合、妨害にはならない。
- (ⅱ)互いの進行方向を横切ったり、衝突した場合、ジャッジの判断により、危険回避を怠った選手に対してインターフェアレンスをコールする。
- (ⅲ)互いにライディングをやめずに危険回避を怠った場合、双方の選手にダブルインターフェアレンスがコールされる場合がある。
【スネーキング】
- 1.テイクオフできる最もインサイドポジション(波のピーク側)で波の優先権を確立した選手にその波でのライディングを続ける権利がある。これは他の選手がより奥からテイクオフした場合でも変わることはない。また、最初に優先権を得た選手が他の選手の前にいる時でも優先権があるため妨害にはならない。
- 2.後からテイクオフした選手が優先権を持つ選手を妨害せずにライディングした場合は、両方の選手のライディングに得点を与える。
- 3.ジャッジの判断により、後続の選手(スネーキングした選手)が優先権を持つ選手にプルアウトさせたり、その波に乗せなかったりした場合、たとえペナルティを科せられた時点で優先権を持つ選手の後方にその選手が移動したとしても、後続の選手に対して妨害がコールされる。
【パドリングインターフェアレンス】
- 1.同じ波に2人以上の選手がパドリングしている時、インサイドポジション(波のピーク側)にいる選手の妨害をしてはならない。
- 2.パドリングインターフェアレンスは次の場合にコールされる。
- (1)インサイドポジションから波に乗ろうとしている選手と接触してパドリングコースを変えさせ、スコアリングポテンシャルに影響を与えた場合。
- (2)インサイドポジションの選手の前で波を崩し、スコアリングポテンシャルに影響を与えた場合。
- (3)パドルアウト中の選手が邪魔にならない位置にいて、衝突がおこった場合、意図的かどうかによってジャッジが判断し、場合によってインターフェアレンスがコールされる。
【プライオリティルールでの優先権】
- 1.プライオリティルールでは、どの選手が優先的に波に乗れるかをプライオリティシステムによって決定する。プライオリティを持つ選手は無条件に選んだ波にパドルして乗ることができる。他の選手は、以下のことをしない場合に限り、同じ波にパドルして乗ることができる。
- (1)プライオリティを持つ選手のスコアリングポテンシャルを妨げる。
- (2)プライオリティを持つ選手がライディングや、波をキャッチしようとしてパドリングをしている時に前を横切ったり、ボトムターンで追い越す。
- 2.プライオリティを持たない選手が上記に違反した場合、プライオリティインターフェアレンスがコールされる。
- 3.プライオリティインターフェアレンスをコールされた選手は、保持しているプライオリティを失う。プライオリティジャッジによって新たに優先順位をつけられる。
【プライオリティ】
- 1.プライオリティが発生する前は、ノンプライオリティルールが適用される。(→ノンプライオリティシチュエーション)
- 2.プライオリティはカラーパネルによって、海にいる選手から認識できるように、ゼッケンと同じ色で表示され、海から見て左から右に順番が表示される。プライオリティが発生したら、選手はプライオリティパネルで自身のプライオリティを確認する。
- 3.以下の行為をした選手は、その時点での最下位となるプライオリティが割り当てられる。(ノンプライオリティシチュエーションでのブロッキングルール)
- (1)インサイドポジション(波のピーク側)にいる選手が、波に乗ると見せかけてパドリングをし、他の選手が波をキャッチしようとするのを防ぐ行為。
- (2)テイクオフゾーンにポジショニングを取り、他の選手が波をキャッチしようとするのを防ぐ行為。
- 4.ノンプライオリティシチュエーションでの激しい波の取り合い(ハッスリング)や、ラインナップ上にいる他の選手へのブロッキング、妨害などをした場合、プライオリティジャッジとヘッドジャッジの判断で、その選手に最下位のプライオリティが割り当てられることがある。また、激しすぎる行為やスポーツマンシップに反する行為とみなされ、インターフェアが課される場合もある。
- 5.プライオリティは、選手が波に乗るか、あるいは、波をキャッチするためパドリングをして、乗れなかった時点で失われる。ただし、3、4人ヒートでは、以下のケースではプライオリティは失われない。
- (1)より高いプライオリティの選手のとなりでパドルをして同じ波をキャッチした場合。
- (2)より高いプライオリティの選手のパドリングやポジショニングによってブロッキングされた場合。
- 6.プライオリティシチュエーションでは、選手は常にプライオリティパネルを確認する必要がある。
- 7.インサイドポジション(波のピーク側)にいる選手が2または3番目のプライオリティで、相手がパドリングをしたが波に乗れなかった場合は、インサイドポジション(波のピーク側)にいた選手が高いプライオリティ(相手の保持していた1または2番目)を引き継ぐ。お互いにパドリングして波にのれなかった場合は2人ともプライオリティを失う。
- 8.以下の場合、プライオリティジャッジまたはヘッドジャッジの判断によりプライオリティを失う。(→プライオリティシチュエーションでのブロッキングルール)
- (1)プライオリティを持たない選手の前でパドリングをし、その選手が波をキャッチするのを妨げた場合。
- (2)テイクオフゾーンでのポジショニングによって、他の選手が波をキャッチするのを妨げた場合。
- (3)他の選手を波に乗らせないためだけに波に乗った、もしくは乗ろうとしてパドルをした場合。
- 9.プライオリティをもつ選手がプライマリテイクオフゾーンの外でパドリングをしている時、プライマリテイクオフゾーンに戻るまでプライオリティは一時的に失われる(→サスペンデッド)。インサイドポジション(波のピーク側)で板につかまって浮いている時も含む。さらにそのままもとに戻らない場合、プライオリティを失う。
- 10.過半数のジャッジがシチュエーションを見逃した場合でも、ヘッドジャッジはプライオリティインターフェアレンスをコールできる。
- 11.ミスジャッジやプライオリティシステムの故障が疑われる場合、ジャッジ委員長またはヘッドジャッジとコンテストディレクターが相談し、場合によっては再試合も行われる事がある。
- 12.プライオリティは、プライマリテイクオフゾーンに到達した順に割り当てられる。同時にプライマリテイクオフゾーンに到達した場合、以前にプライオリティを失っていた選手が先に獲得する。
- 13.ヒート終了と同時にプライオリティは無効となるが、終了間際に波に乗り、ヒート終了後もライディングを継続している場合、その選手の妨害をしてはいけない。インターフェアが起こった場合、プライオリティインターフェアとして扱われる。
- 14.ボディボードが折れてスペアボードと交換するために一度ビーチへ上がってきた場合や、セットを受けてプライマリテイクオフゾーンから流された場合、プライオリティはサスペンデッドとなり、その選手はノンプライオリティの状態になる。選手が再びプライマリテイクオフゾーンへ戻った時点で、サスペンデッドは解除される。
- 15.ワン・オン・ワンヒートのプライオリティは以下に従う。
- (1)ヒート開始前から波に乗らずにコンテストエリアにいた選手は、ヒート開始後、もう一方の選手が先に波に乗った時点で自動的にプライオリティを得る。
- (2)2番目のプライオリティを持つ選手は、パドリングによってプライオリティを失うことはないが、波をキャッチして波にテイクオフした瞬間にプライオリティを失う。
- (3)プライオリティは、プライマリテイクオフゾーンに到達した順に割り当てられる。同時にプライマリテイクオフゾーンに到達した場合、以前にプライオリティを失っていた選手が先に獲得する。
- (4)ヒート開始時にプライマリテイクオフゾーンにたどり着いていない選手がいた場合、もう一方の選手は自動的にプライオリティを得る。
- 16.3人ヒートのプライオリティは以下に従う。
- (1)最初に波に乗った選手はプライマリテイクオフゾーンに到達した順に、その時点のシチュエーションに従ってプライオリティを得る。
- (2)残りの2人は、先の選手より優先的に波に乗れる。このシチュエーションの間、どちらかが波に乗るまで2人のプライオリティは失われない。(ブロッキングルールは適用される。)
- (3)2人目の選手が波に乗った時点でプライオリティが確定する。
- (ⅰ)波に乗っていない選手が1stプライオリティとなる。
- (ⅱ)残りの2人は、先にプライマリテイクオフゾーンに到達した順にプライオリティを得る。
- (ⅲ)1stプライオリティを持つ選手は他の2人の選手より、2ndプライオリティの選手は3rdプライオリティを持つ選手より優先的に波に乗ることができる。
- 17.4人ヒートのプライオリティは以下に従う。
- (1)最初に波に乗った選手はプライマリテイクオフゾーンに到達した順に、その時点のシチュエーションに従ってプライオリティを得る。
- (2)残りの3人は、先の選手よりは優先的に波に乗れる。このシチュエーションの間、どちらかが波に乗るまで3人のプライオリティは失われない。(ブロッキングルールは適用される。)
- (3)2人目の選手が波に乗った場合、残りの2人は、先の選手達よりは優先的に波に乗れる。このシチュエーションの間、どちらかが波に乗るまで2人のプライオリティは失われない。(ブロッキングルールは適用される。)
- (4)3人目の選手が波に乗った時点でプライオリティが確定する。
- (ⅰ)波に乗っていない選手が1stプライオリティとなる。
- (ⅱ)残りの2人は、先にプライマリテイクオフゾーンに到達した順にプライオリティを得る。
- (ⅲ)1stプライオリティを持つ選手は他の3人の選手より、2ndプライオリティを持つ選手は3rdプライオリティ、4thプライオリティを持つ選手より、3rdプライオリティを持つ選手は4thプライオリティを持つ選手より優先的に波に乗ることができる。
- (5)ヒート開始後に遅れてプライマリテイクオフゾーンに到達した選手は、到達した順に、その時点のシチュエーションに従ってプライオリティを得る。
【インターフェアレンスペナルティ】
- 1.プライオリティシチュエーションでインターフェアレンスをコールされた選手の得点は、2ndベストウェーブが無効となり、ベスト1ウェーブのみになる。
- 2.ノンプライオリティシチュエーションでインターフェアレンスをコールされた選手の得点は、2ndベストウェーブが半分になる。
- 3.インターフェアレンスをコールされたライディングの得点は0になる。
- 4.インターフェアレンスはジャッジシートに△で表記される。
- 5.コールされたインターフェアレンスが不正確な情報に基づいているとヘッドジャッジが判断した場合、ヘッドジャッジは変更や修正ができる。変更や修正の判断について、他のジャッジと議論を行わない。決定についての抗議はプロテストのルールに従って行う。
- 6.ノンプライオリティヒートで他の選手にインターフェアレンスをされた選手は、マキシマムウェーブが1本追加される(ダブルインターフェアレンスの場合は、お互いにマキシマムウェーブは追加されない)。水中カメラマンやPWCなど、外部からのインターフェアレンスに対しても、マキシマムウェーブの追加や、場合によってはヒート時間の延長などをヘッドジャッジが判断する。
- 7.2回インターフェアレンスを犯した選手は直ちに海から上がる。従わない場合には、ペナルティが課される場合がある。選手の得点は以下に従う。
- (1)2回ともノンプライオリティシチュエーションの場合は、ベスト1、2ndベストウェーブがともに半分になる。
- (2)1回目はノンプライオリティ、2回目はプライオリティシチュエーションの場合、ベスト1ウェーブは半分になり、2ndベストウェーブは0点になる。
- (3)2回ともプライオリティシチュエーションの場合、そのヒートは失格となり、そのヒートの最下位のポイントが与えられる。
- 8.互いにプライオリティが確定していない選手同士のインターフェアレンスは、その他の選手がプライオリティを持っているかどうかに関わらずノンプライオリティインターフェアレンスとなる。
ヒート中のスポーツマンシップに反する行為
- 9.プライオリティシチュエーションでの過度なハッスリングにはインターフェアレンスがコールされることがある。場合によっては追加のペナルティを課される。
- 10.たとえプライオリティを持っていても、プライマリテイクオフゾーンの外で、スポーツマンシップに反するような故意のブロッキング行為をした場合、プライオリティジャッジまたはヘッドジャッジの判断によりインターフェアレンスがコールされることがある。場合によっては追加のペナルティを課される。
- 11.ジャッジ委員長またはヘッドジャッジとコンテストディレクターにより深刻なスポーツマンシップ違反行為があったと判断された場合、さらに追加でペナルティが課される。問題の行為によってヒート結果や他の選手に影響があった場合、ヘッドジャッジとコンテストディレクターの判断によって再試合が行われる場合がある。
想定外の事案
プライオリティや、その他、競技に関する予期しない事態が発生した場合、ヘッドジャッジ、コンテストディレクター、大会運営が相談し、決定する。場合によっては再試合も行われる。
規律
規律行為のためにエリア定義している地域もある。まだ定義されない他の地域においても、特別なケースが浮上した場合に備えて委員によって決められる。
- 1.規律 行動規範。
- (1)JPBAイベント参加にあたり、プロフェッショナルスポーツマンにふさわしい誠実さと品位を保った行動を心がける。
- (2)JPBAイベント開催中は、JPBAに関わる全ての競技選手、理事、スタッフ(アルバイトを含む)は、イベント終了まで一貫して全ての関係者(他のスタッフ、選手とその関係者、観客および一般の人など)に対し、尊敬と礼儀をもって、また迷惑をかけないように適切に対処する。
- (3)JPBAイベント開催中、全ての競技選手は、JPBA競技規定にうたわれているルールに則り、運営指揮を執るポジションにいる主要スタッフ(ヘッドジャッジ、コンテストディレクター、ビーチマーシャル、アナウンサーなど)からの合理的指示を順守する。
- (4)JPBAが機密事項と決定するものについて競技選手、理事、スタッフ(アルバイトを含む)は守秘義務を負う。(公表されていないヒートの勝者、ジャッジの決定および結果、部外秘のJPBA内部情報などについて他人、選手または一般に情報公開する、などの行為をしてはならない。)
- (5)JPBAのイベント開催中、またはイベント外においても、JPBAの評価を高めるようなモラルある行動を心がける。悪評を立てるような行動は慎むこと。
- (6)JPBAイベント開催中、またはイベント外においても、競技選手、理事、スタッフ(アルバイトを含む)は、麻薬その他禁止薬物の使用は絶対にしてはならない。
- 2.処分委員会 処分委員会は、JPBAが設立し、コンテストディレクターがJPBAルールと罰則に関する指針を管理する。委員会は2名以上のJPBA理事(ルールと罰則の審査委員としてJPBA理事より選出された2名以上)で構成する。
- 3.プロフェッショナルスポーツマンとしての自覚と行動
- (1)全てのJPBAイベントに参加する選手は、スポーツマンとしてふさわしい行動をとること。また、イベント開催地において、現地入りするまでの過程から、イベント開催前、開催中、開催後、現地を離れるまで、一貫して自らの行動に責任を持つこと。
- (2)JPBAルールに違反する者、またスポーツマンとしてふさわしくない行為をする者に対しては、処分を科すことがある。
- (3)スポーツマンにふさわしい行動とは、以下に明記する通りであるが、このかぎりではない。
●JPBAツアー、イベントスポンサー、スタッフ、選手、一般の人々に対する敬意
●イベントの会場、設備、権限、運営方法に対する敬意
●イベント会場における礼儀正しい振る舞い、マナーの順守
●イベント会場における責任をもった分別のある行動
●イベント会場における下品で悪意のある言葉づかいの自制
●イベント会場における違法(未成年)または節度のない飲酒の自制 - (4)JPBA全ての競技選手、理事、スタッフ(アルバイトを含む)は、国内外スポーツイベントの良き伝統を踏まえ行動する。
- 4.違反行為と処分
- (1)JPBA競技規定に定める各種ルール、特に行動規範に違反する行為、またはJPBAの信用若しくは名誉を毀損し、もしくはその評判を損なう行為を行ったJPBAメンバーおよび選手に対しては、本規定に基づき、処分委員会の審議を経て処分を科すことができる。
- (2)処分は、原則として当該年度内において以下のとおり段階的に適用する。ただし、違反行為の内容及び程度によってはこの限りでなく、JPBAの判断により適宜の処分が科されることがある。
(ⅰ)1回目:注意
(ⅱ)2回目:厳重注意
(ⅲ)3回目:当該注意後の次戦におけるシード権の剥奪
(ⅳ)4回目:当該注意後の次戦の出場停止
(ⅴ)それ以上:当該年度内の全イベント出場停止
JPBA選手規定違反
次の各号に該当する行為は、JPBA選手規定違反とする。
- 1.マキシマムウェーブオーバー
- 2.前のヒート進行中に、次のヒートの選手がテイクオフした場合
- 3.競技エリアでのフリーサーフィン
- 4.ゼッケンを適切に着用しない場合(ビーチマーシャルエリアおよび競技中のいずれの場合も含む)
- 5.規定時間内にゼッケンを返却しない場合
- 6.開始合図前にパドルアウトを開始した場合
- 7.選手またはその関係者が、許可なくオフィシャルエリアに立ち入った場合
- 8.ウォーターパトロール、ヘッドジャッジ、コンテストディレクター、MC等の合理的指示に故意に従わなかった場合
- 9.参加が義務付けられているイベントまたは説明会に参加しなかった場合
- 10.2回のインターフェアランスがコールされているにもかかわらず退水しない場合
- 11.スタッフに対する暴言(ジャッジ・メディアを除く)
- 12.イベント会場における他の選手または一般来場者に対する暴言
- 13.ジャッジに対する暴言、罵倒または乱暴な態度・ジェスチャー
- 14.メディアに対する暴言
- 15.ジャッジシートの書き換え、破損または廃棄
- 16.イベント関連の資産または所有物に対する故意の損傷行為
- 17.イベント会場の土地、施設または所有物に対する故意の損傷行為
- 18.ジャッジを含むイベントスタッフに対する暴力行為
- 19.イベント会場における他の選手に対する暴力行為
- 20.メディア関係者に対する暴力行為
- 21.プロフェッショナルスポーツマンとして著しく不適切な行為(JPBAまたはボディボード競技の信用を損ねるものと社会通念上評価される行為を含み、イベント中に限らず会場外での行為も対象とする)
- 22.競技結果に関する共謀、不正工作、賭博行為その他これに類する行為
附則
第1条(施行日)
本規定は2026年3月16日より施行する。
第2条(改定)
本規定の改定は、理事会の決議をもって行う。
第3条(同意)
JPBA主催または公認大会にエントリーした選手、ならびに大会運営に関与する理事およびスタッフは、本競技規定に同意したものとみなす。
バージョン履歴
Ver.1.0 2026年3月16日 初版制定
