Competition of JPBA - 日本プロボディボード連盟

競技規定

 JPBA運営による大会は下記のルールに基づき運営される。
 ルールの追加については、理事会での協議の上行うものとする。
 シーズン中でも理事会での承認を得ればルールの変更、追加をすることができる。



 1.イベント・ツアーの成立・シリーズランキング

A.

コンディションによりイベントが続行できない場合でも、全ヒートの70%を消化した時点でそのイベントは成立とみなす。その場合、ポイント及び賞金は勝ち残っている選手に平等に分配される。このような場合、プロ宣言の権利は発生しない。

B.

コンディションにより複数のイベントがキャンセルされる場合でも、開催したイベントの集計結果を以ってツアー成立とする。

C.

2016年度のツアーランキングは設定された全戦の合計ポイントによりランキングを決定する。


 2.フォーマット

 

4人もしくは5人ヒートでの勝ち進みフォーマットはコンテストディレクターにより決定される。



 3.時間と波数

A.

メインイベントとトライアルヒートの時間

a.
b.

各クラスとも同じ条件、ヒート時間でなければならない。
その日のコンディションを考慮しヘッドジャッジの判断により、ヒートタイムを決定する。

B.

全ての公式ヒートのヒート時間決定はヘッドジャッジの責任による。

C.

全てのヒートはラインナップの整理されたエリアにて沖スタートで開始されなければならない。ボディボーダーは、任意で、パドリング時間なしでビーチからスタートしてもよい。5分の目視とPA警告が、決勝ヒートの前に与えられる。前のヒートが完了する前のラインナップに入りヒート中のライディングの妨げになったライダーには、罰金が科せられる。

D.

ホーンの音はヒートの開始と終了に使用されなければならない。1鳴りで開始、2鳴りで終了。

E.

少なくとも1メートル四方の大きな三角形ディスクシステムを使用しなければならない。緑が開始、黄色は終了5分前、赤が終了。旗システムも代用可能。コンディションによりホーンが機能しない場合は、フラッグを優先する。

F.

DJはヒートの終了の5秒カウントダウンを出さなければならず、0になったらヒートは即座に終了しなければならない。

G.

2ホーンの最初の1鳴り目はDJがゼロを指した時に鳴らなければならない。ヒートの終了はホーンの最初の1鳴り目になる。

H.

ディスクまたは旗はDJがカウントダウンでゼロを指した瞬間には赤ポジションになければならない。

I.

ヒートの終わりには、全てのJPBAコンテスト参加選手はプローンポジション(うつむいた状態)でマニューバ(演技)せずにビーチに直帰しなければならない。

a.

次のヒートが始まった後にライダーが不必要なマニューバを行い、ヒート進行を妨げた場合、罰金が課せられる。

b.

前のヒートが終わる前にライダーが波に乗ってしまった場合にも罰金が課せられる。

c.

ヒートとヒートの間で、その競技者のヒートが始まる前に波に乗ってしまった場合、彼の波には0(ゼロ)が与えられるので、その人の最大波数が一つ減らされることになる。

d.

競技中にもしも競技者が競技エリアになにか装備を残し去って、次のヒートが始まってしまった場合、そして次ヒートライダーのスコアの障害になる可能性がある場合、その競技者は罰金が課せられる。

J.

ヒートの進行中は、ヒート終了まで波をスコアするために、選手は波のフェース上でライディングする為の優先権が明確にある。

K.

一旦ヒートが始まってしまったら、どのような時間延長も認められない。もしも、ヒートが何かの理由で妨害された場合、ヘッドジャッジによりそのヒートは止められる。中断中のフラッグは赤である。そして、止められた時間から回復して、もともとの決まっている期間を運営する。もしもヘッドジャッジが協議の上で、すべてのヒートが再競技される方が妥当とみなされ、かつ、試合中断時点で誰も明白なアドバンテージを持っていない場合、または条件を変えて全員同じ計測で公平に審判する事が不可能な場合は例外である。

L.

コンテストディレクターは、ヘッドジャッジに聞いて、ヒート時間の推薦を確認しなければならない。

M.

コンテストディレクターのみが正確なイベントスケジュールを決められる。



 4.一般

A.

競技可能かどうかの決定はそのイベント開始の2日前(19:00)に決められる。これらはヘッドジャッジとコンテストディレクターにより決定される。

B.

コンテストディレクターかヘッドジャッジの判断により、イベントではビーチキャディーが認められる場合もある。ビーチキャディは、ボードが紛失した時には水に入ってもよいが、もしもキャディがヒート中に波に乗った場合、そのキャディのボディボーダーは適切な妨害ペナルティを受ける。ウォーターキャディは、もしもヘッドジャッジがコンテストディレクターと共に適当であると考える場合は、明確に定義された管理エリア内では水に入ってもよい。

C.

JPBAコンテスト参加選手は、彼らのキャディーが運び込んだ装備のみを使用して良い。もし、ヒート開始後に外部からアシスタントを受けるような事になれば(例:写真家の機材、その他のライダー等)、そのボディボーダーにはそれ以上の波乗りスコアは得ない、そしてその競技者は、いかなる実演もせずにただちにビーチに戻り、戻らない場合は罰金のペナルティを受ける。コンテストディレクターまたはヘッドジャッジは、水中から写真家を排除する事が適当であると考える場合、そうする事が出来る。

D.

JPBAコンテスト参加選手の安全確保のためエリアを規制する場合、そのエリアはJPBAヘッドジャッジにより決定される。エリアが定められた場合、選手はエリア内で演技しなければならない。エリア外のライディングにはスコアシートに×印が記入され得点0が与えられる。



 5.ジャッジ・ジャッジ基準

 

全てのイベントにおいて50%以上の割合でJPBAツアージャッジが含まれるものとする。JPBAツアージャッジの認定はJPBAジャッジ委員長の選出により決定される。コンテストにおけるジャッジングは次のような基準で行われ、これに順ずるものに高得点が与えられる。

a.

波のクリティカルなセクションにおいて、スピード、パワー、流れを伴う、ラディカルでコントロールされたリスクを伴うマニューバーにハイスコアを与える。革新的で難易度が高い技、バラエティに富むマニューバーおよびワンアクションで大掛かりな技をハイスコアの対象として考慮する。難易度の高い複数のエアリアルマニューバーを含み、これを確実に決めた場合はハイエストスコアの評価に値する。
これらの基準を満たし、最高の難易度とコミットメントを極めるマニューバーを完成させた選手にはハイエストスコアを与える。

b.

ライディング時間の長さ、技の数のみが、スコアリング基準そのものに直接影響することはないが、ハイスコアの必要条件になることはあり得る。つまり、長い時間ライディング可能な波であれば、距離の分だけサイズやクオリティを伴うクリティカルセクションも複数箇所生まれることになり、難易度の高い大掛かりなワンマニューバーを決める、それ以上の機会を選手に与えることになるからである。一本の波にどれだけ多くのマニューバーを含むかということよりも、いかにクリティカルセクションで難易度の高い技を決めるか、ということがスコアを左右する重要なポイントである。

c.

プローンディビジョンでは、プローンポジション以外のいかなるライディングもスコアリングの対象にはならない。しかしドロップニースタンスをとりいれた際は、下記を基準として適用する。
バランス、コントロール、技の角度とスプレーの量など。

d.

今後ジャッジ基準の改正があった場合は、原則その年の最新の基準で審査を行う。



 6.発表

A.

ヒート中は、全ジャッジのスコアが記入されるまでは、DJはスコアやライダーのアベレージスコアを漏らしてはいけない。すべてのJPBAコンテスト参加選手がラインアップにいなければ、波の”セット”にも適用される。

B.

もしもDJによってスコアが与えられたり、審判により間違ったスコアを記入してしまったり、DJが間違ったスコアを与えたり、またはその他の理由によっても、JPBAコンテスト参加選手は一切の抗議は出来ない。

C.

競技者に知らせる事が出来るのは次の時。

a.

その人が、競技出来る最大波数までもう1波残っている時。

b.

その人が、割り当てられたライドを完了した時。

D.

どのヒート、どの競技者においても、DJが好み(ひいき)を発言する事は許されない。コンテストディレクターによりペナルティの判断がある。



 7.抗議

A.

本協議規定に明らかに反すると思われる結果に対し、選手は抗議権を行使することがで きる。抗議内容は書面だけであれば、JPBA公式シートを使用して、結果発表後の30分以内 にヘッドジャッジまたはコンテストディレクターへ申請することが出来る。

B.

スコアおよびインターフェアランスについては、いかなる反証に関する物的証拠、例えばビデオが提出されても、集計完了後の修正は一切認めないものとする。 唯一の例外は、当該ヒートの大多数のパネルジャッジが、明らかに競技エリア内、競技時間内にされたライディングまたはインターフェアランスを見逃したとヘッドジャッジが判断した場合である。この場合に限り、物的証拠は有効手段として重要視され、ヘッドジャッジはこれに基づいて最終決定(修正の有無)を下す。最終結果は、抗議から30分以内にアナウンスする。

C.

どの審判結果に対しても、他が審判(意義申し立て)する事はできない。



 8.最大波数

A.

マキシマム本数はヒート時間の長さによって決定する。通常は、15~20分ヒートであれば8~10 本、セミファイナルやファイナルヒートで25~30分の場合、12本である。競技中に割り当てられたマキシマム本数の波に乗り終えた場合、DJは競技者に何らかの形により知らせることを試みる。しかし、波数を数えるのはその人の責任である。マキシマム本数の波を終了した後にボディボーダー が水中に留まっている場合、次の時に妨害となり罰金の対象となる。

a.

ボディボーダーが他の選手が乗ろうとした波を明らかに横取りした場合。

b.

ポジショニングまたはパドリングで他の競技者の妨害をした場合。

B.

余分に乗った波のスコアはゼロである。



 9.集計

A.

勝者決定に5〜3人ヒートを用いる場合、各ジャッジシート記入された得点は、集計用紙へ変換され、集計される。各ライディングの最高得点と最低得点は除外 され、残った3つの得点が平均化される。インターフェア等ペナルティを考慮したのち、上位2波の得点が合計され、合計得点の最も高い選手より順位が決められる。
なお、インターフェアを犯した選手の得点は2番目のべストウェーブスコアーを50%とし計算される。即ち1/2カットで集計する。
プライオリティルール適用の場合は即ち1本カットで集計する。



 10.引き分け

A.

ベスト2波の合計が同じ場合はハイポイントの高いほうが上位となる。
2波のそれぞれの得点が同じ場合は3波、4波・・・と採用し、勝者が決定するまで行われる。

B.

上記の方法で勝者が決定しない場合のみ、ヘッドジャジの判断で順位が決定される。



 11.妨害(インターフェア)

A.

基本ルール

a.

最大ピークから波の勢いに乗ったライダーが無条件にその波の所有権があるとみなされる。ライドに選んだ方向に問わず絶対妨げられない進路優先権(ライディングの優先権)を持っている。ライダー達が同時に波にの勢いに乗った場合、大きいピーク(ブレイキングゾーン)側にいるライダーに優先権がある。


B.

4もしくは5人競技での優先権

a.

ポイントブレーク
どの波においても唯一の方向しか見出せない波の時は、波のピーク(ブレイキングゾーン)側のボディボーダーが、その波に乗っている間すべてに無条件の進路権利がある。

b.

ワンピークブレーク(リーフオブビーチ)
もしも、シングルピークと明確にわかり、右と左の両方が利用可能な時、テイクオフの初期段階、そして右と左のどちらも優先と考えられない場合、進路権利は、最初に明らかにわかる方向で進み、ターンを決めたボディボーダーにある。2番目のボディボーダーは反対の方向へは進んでもよく、ペナルティもないが、その場合は、最初のボディボーダーを邪魔しないことが条件。(2番目ボーダーは、波のピーク(ブレイキングゾーン)の反対サイドへ行くために1番目ボーダーのパスを横切ってはならない。波のピーク(ブレイキングゾーン)側にいるボディボーダーの邪魔をする事なくそのようにする場合を除く。)

c.

ビーチブレーク

複数の、ランダムの波のピーク(ブレイキングゾーン)では、状況によっては個々の自然により微妙に変化してくる。

ⅰ.

同じ波で2つ以上のピークがある場合は、大きいほうのピークの選手に優先権がある。優先権を持たない選手は、優先権を持つ選手のライディングの妨げにならないと判断される場合妨害にはならない。

ⅱ.

ピークの定まらないオープンブレイクで2人以上の選手がテイクオフした場合にはテイクオフの早さに関係なく、危険回避をしなかった選手に対しペナルティが適用される。


C.

進路権利の基準
上記の可能性のある状況での進路権利の選択基準は、イベントヘッドジャッジの責任のもと判断される。


D.

スネーキング

a.

波に乗った最初のライダー、つまりその波に最初に到達し、パドル開始し、乗りこんでいった人は、たとえその後他のライダーがより波のブレーク部分に近いポジションからテイクオフする場合や、またその人の背後のホワイトウォーター(スープ)からテイクオフしたとしてもその波の所有権がある。2番目のライダーはスネーキング干渉のペナルティ(インターフェア)を受ける。

b.

あるボディボーダーが波の優先権を持ち、他のボディボーダーは彼の周りを後からパドリングしていき、優先権を獲得しようとしている時に最初のボディボーダーを干渉(インターフェア)してしまった場合、その人はスネーキング干渉(インターフェア)をコールされる。


E.

パドリング干渉(インターフェア)

a.

ピーク側にポジションをとっているボディボーダーに対し、他のボディボーダーは同じ波でパドリングやテイクオフでライディングを妨げてはならない。パドリング干渉(インターフェア)は次の時にコールできる

ⅰ.

迷惑行為を行っているボディボーダーが接触した場合、またはパドリングして波をとらえようとして、波のピーク(ブレイキングゾーン)側のボディボーダーのラインを強制的に変更させて競技者のスコアリングに悪影響を及ぼす可能性がある場合。

ⅱ.

迷惑行為を行っているボディボーダーが、波のピーク(ブレイキングゾーン)側のボディボーダーの前で明らかにセクションの崩壊を招き、その為競技者が通常ならそうならなかったであろう結果を招き、スコアに悪影響を及ぼす場合。

ⅲ.

パドリングアウトの最中に相手に道を譲りきれず衝突が起こった時には、審判のコールは、それが事故だったのかそうでなかったのに基づいて、多数決で決める。

ⅳ.

ピーク(ブレイキングゾーン)側のボディボーダーが波に乗った後で、いつまでも同じ波上でパドリングし続けるボディボーダーがいた場合。


F.

パドリング衝突

a.

2名のボディボーダーが同じ波をねらってパドリングをして、それぞれが反対の方向に進もうとした場合、一方が譲らなければいけない。

ⅰ.

波の崩れる左右の方向に基づいて、どちらのボディボーダーが波のピーク(ブレイキングゾーン)側にポジションを持つ事になるのか、これは審判が決断する責任がある。テイクオフの初期段階で、波の崩れる方向がどちら側なのか判断出来ない場合、進路権利は最初に実演を行った者、または最初に明らかなターンを行い、左右の方向性を持った者にある。もう一方の者は、ペナルティを科せられないようにすぐにプルアウトするか、反対の方向に進む。

ⅱ.

パドリング、ライディングにかかわらず、もし、2名の競技者が接触した場合、干渉(インターフェア)コールが一方または両方に科せられる。

ⅲ.

進路権利がないと判断されたボディボーダーは、たとえ両者が波をとらえていなくても、パドリング干渉(インターフェア)がコールされてもよい。(“P”はパドリング干渉(インターフェア)のシンボルで、直前の波スコアを記している2つのスコアリングボックスを分けているライン上にそのPがマークされる。)


G.

干渉(インターフェア)ペナルティ

a.

ボディボーダーがライディング干渉(インターフェア)またはパドリング干渉(イン ターフェア)のあった波をとらえて、それがスコア対象となる波の場合でも、過半数(5人であれば3人、4人の場合で2:2の時はヘッドジャッジの判断)が 干渉(インターフェア)をコールした場合、インターフェアが成立し、その波は得点ゼロとしてカウントされる。インターアフェアが成立した場合、インター フェアを犯した選手の得点は2番目のべストウェーブスコアを50%とし計算される。即ち1/2カットでの集計となる。 プライオリティ付きでのルールの場合は1本カットでの集計となる。
干渉(インターフェア)は、各審判のスコアシートにて三角形で記され、干渉(インターフェア)を受けたライダーのスコアに向けて矢印が書かれる。ライディ ングによって引き起こされた場合は、そのスコアの周りに三角形を書き、ライドした波にのる直前のパドリングで干渉(インターフェア)してしまった場合はそ のスコアの上に書く、または、もし、そのライドの為のパドリングによる場合であれば、スコアとスコアの間に書く。

b.

干渉(インターフェア)を行うボディボーダーは必ずペナルティを課せられ、いかなる干渉(インターフェア)コールも、一度決定した判定は覆ることはない。

c.

干渉(インターフェア)を受けたライダーは、マキシマムウェーブを越えても定められた時間のなかで追加の波(エクストラウェーブ)が与えられる。これに対する例外は、ダブル干渉(インターフェア)で、この場合どちらのボディボーダーも追加の波を得ることはない。外部への障害、水中保安人員、水中カメラマンによる干渉(インターフェア)を受ける場合も、追加の波、またはヒートの遅延は、その時にヘッドジャッジが決断によって行われる。

d.

ライダーは2つの干渉(インターフェア)を犯した時点で水からあがらなければならない。


H.

インターフェアランスルール

a.

波のインサイドポジションを獲得した選手は、その波を乗り終えるまで絶対的な優先権を得ることとなる。この時対戦相手の選手が優先権を持つ選手の得点を妨げたと大多数のジャッジが判断した時は、インターフェアランスがコールされる。

b.

優先権を有する選手の前に他の選手が乗ってしまった場合でも、優先権を有する選手の得点を妨げる以前にプルアウト等で直ちに演技を中止すればインターフェアランスとは見なされない。これには過度なハッスリング、リーシュロープを引っ張る行為、セクションのブレイクダウンも含まれる。

c.

マキシマムウエイブを乗り終えた選手が海の中に留まり、次の行為を行った場合インターフェアーが科せられる。

1.

明らかに他の選手の乗る波を奪った場合。

2.

パドリングやポジショニングなどで他の選手を妨害した場合


I.

4メン、3メンそしてプライオリティ無しのワン・オン・ワン制における優先権

波の所有権と優先権はコンテスト会場の状況により決定され、以下のカテゴリーに分類される。しかし、基本的にはジャッジの責任でその波のライト、レフトのどちらが優勢か定まらない場合は、先にその波に乗り、明確なターンを決めた選手にその波の優先権がヘッドジャッジにより与えられる。

a.

ポイントブレイク
波が一方向にしかブレイクしない場合は、インサイドにいる選手に絶対的な優先権が与えられる 

b.

リーフまたはビーチブレイク(ワンピークシチュエーション)
ライトとレフト両方にブレイクする明確なピークが1つある時で、テイクオフされる最初のポイントでライトかレフトのどちらの波が優勢か定まらない場合は、先にその波に乗り、明確なターンを決めた選手にその波の優先権が与えられる。次の選手はペナルティを受けずに反対方向へライディングすることができるが、先に優先権を得た選手の妨害となってはいけない。(反対側のピークを得るために優先権を持つ選手の前を横切ってはならないが、これを得点の妨げとならずに行ったと大多数のジャッジが判断した場合は例外となる)

c.

不規則なピークがいくつもあり定まらない場合には各波により優先権が異なる。

1.

1つのうねりで、たがいに十分離れたところにある2つのピークが、結局は何処かのポイントで1つに交わってしまう場合がある。2人の選手が別々のピークの各インサイドポジションにいた場合、最初にテイクオフした選手にその波の所有権が与えられ、続いてテイクオフした選手は最初の選手を妨げる前にカットバックやプルアウト等で進路を譲らなくてはならない。

2.

2人の選手が別々のピークから同時にテイクオフした場合

ⅰ.

両選手がカットバックやプルアウト等で進路を譲れば妨害が無いため、双方にペナルティを科さない。

ⅱ.

両選手が衝突または相手に対し妨害をした場合、ジャッジはその際、攻撃を仕掛けた一方または両方の選手に対してペナルティを科す。

ⅲ.

いずれの選手もカットバックやプルアウト等で進路を譲らない場合には両選手に対してペナルティが科される事となり、ダブルインターフェアランスがコールされる。両選手はその波のスコアは0となり、セカンドベストスコアは半分となる。


J.

プライオリティ付きのワン・オン・ワン制における優先権

a.

ワン・オン・ワンの場合、プライオリティ・ディスクシステムにより波の所有権が決定される。プライオリティを得た選手は、波のどちらの方向へ進むことを選択しても絶対的な優先権を持つ。もう一方の選手はどちらの方向へもパドルまたはライディングし、スコアを得ることができるが、プライオリティを持った選手の得点を妨げてはならない。

b.

もしプライオリティを持たない選手が上記のルールに従わなかった場合、プライオリティインターフェアランスがコールされる。

c.

もしインターフェアランス・ペナルティを自ら招いた場合は、その選手はプライオリティを喪失する。


K.

優先権基準

優先権基準の選択はヘッドジャッジ、ツアージャッジらの大多数の意見で決定する。


L.

プライオリティ・ルール

a.

ワン・オン・ワンヒートではプライオリティの適用が義務づけられている。

b.

ヘッド・ジャッジはプライオリティを表すために選手らのゼッケンの色に応じてプライオリティ・ディスクを使用する。

c.

プライオリティ・ディスクはジャッジ・ブースの横端に設置されていなければならない。

d.

ブイは適切に、波がブレイクするより少し沖に設置され、選手は優先権を獲得するためにそのブイをパドリングにより回る。

e.

ウエイブ・プライオリティは選手が波に乗った時、または波に乗ろうとしてパドリングしていたが乗り損ねたと同時に喪失する。

f.

ヒート開始時に、オープニング・ウエイブが演技された後は、もう一方がヒート開始前に波に乗っていなければ、自動的に次の波の優先権が与えられる。ヒート開始前に選手が波に乗るような事が生じた場合には、その演技はカウントされず、もう一方の選手が自動的にファースト・プライオイティを獲得する。プライオリティはヘッド・ジャッジにより権利を得た選手のゼッケンと同色のディスクを揚げる事により表示される。どちらの選手もプライオリティを有さない場合には、ディスクは揚げられず、標準のインターフェアランス・ルールにより、優先権が決定される。

g.

選手は、パドルし始めたが波に乗り損ねただけではセカンド・プライオリティを喪失することは無いが、テイクオフしようとして選手の手がレールを離れた場合には、その選手はセカンド・プライオリティを喪失する。

h.

インサイドにいる選手がセカンド・プライオリティを有し、もう一方の選手がパドルし始めたが波に乗らなかった場合には、インサイドにいる選手は自動的にファースト・プライオリティを獲得する。その結果、その選手が同様の行為を行った場合には、ファースト・プライオリティを喪失する事になる。つまりその時はプライオリティディスクを変えるための時間は無かったが、一本の波だけで両選手ともプライオリティを喪失する事になる。

i.

プライオリティを有する選手は、他の選手が波に乗ろうとする場合に、故意に妨害するためにその選手の前をパドルしてはならない。これに違反した場合には、プライオリティを喪失する。また、選手がテイクオフゾーンで他の選手が波に乗ろうとしたのを妨害したとヘッド・ジャッジが見なしたときもプライオリティを失う。

j.

大多数のジャッジが現場を目撃していない場合のみ、ヘッド・ジャッジは単独でプライオリティ・インターフェアランスをコールすることができる。

k.

アロケーション・プライオリティはプライマリー・テイクオフゾーンに最初に到達した選手に与えられる。もし2人の選手が同時にラインナップ・ポジションに到達したと思われる場合には、その前にプライオリティを有していなかった選手に権利が与えられる。アロケーション・プライオリティでは、各選手が次々と変わるのでプライオイティ・ディスクを確認する必要がある。ワン・オン・ワン制の試合では、プライオリティ・ルールが適用されない事は絶対にない。

l.

もし、プライオリティ・ジャッジにより、どちらが先にブイを回ったのかの判断が不可能な場合は、そのヒートの選手のどちらかがプライオリティを持っているかを互いに同意しない限りプライオリティは与えられない。もし双方が同意しないときは、プライオリティは与えられず、そして1本目の波が乗られた後の次の波はオートマティック的にもう一人の選手のものとなる。

m.

プライオリティが無い場合は、インターフェアランス・ルールに基づき、波の所有権が決定される。2人の選手はお互いを妨害しあわなければ、同じ波でも別々に演技することができる。

.

どのような状況においても、もしプライオリティ・システムが機能していない事により、議論が起きた場合は、ヘッドジャッジ、コンテスト・ディレクター、選手代表により仲裁される。



 12.規律

規律行為のためにエリア定義している地域もある。まだ定義されない他の地域においても、特別なケースが浮上した場合に備えて委員によって決められる。

A.


規律 ー 行動規範

a
JPBAイベント参加にあたり、プロフェッショナルスポーツマンにふさわしい誠実さと品位を保った行動を心がける。

b
JPBAイベント開催中は、JPBAに関わる競技選手として、イベント終了まで一貫して全ての関係者(他のスタッフ、選手とその関係者、観客および一般の人々)に対し、尊敬と礼儀をもって、また迷惑をかけないように適切に対処する。

c
JPBAイベント開催中は、JPBA競技規定にうたわれているルールに則り、運営指揮を執るポジションにいる主要スタッフ(ヘッドジャッジ、 コンテストディレクター、ビーチマーシャル、アナウンサーなど)からの合理的指示を順守する。

d
JPBAが機密事項と決定するものについては守秘義務を負う。(公表されていないヒートの勝者、ジャッジの決定および結果、罰則処分、部外秘のJPBA内部情報などについて他人、選手または一般に情報公開する、など)

e
JPBAを代表するものとして、競技に参加するにあたり、JPBAの評価 を高めるようなモラルある行動を心がける。悪評を立てるような行動は慎むこと。

f
JPBAイベントにおいて、競技参加をするにあたり、麻薬その他禁止薬物の使用は絶対にしてはならない。

B.


懲罰委員会 懲罰委員会は、JPBAが設立し、コンテストディレクター、ヘッドジャッジ、JPBAルールと罰則に関する指針を管理する。委員会は2名以上 のJPBA理事(ルールと罰則の審査委員としてJPBA理事より選出され る2名以上)で構成する。

C.


プロフェッショナルスポーツマンとしての自覚と行動

a
全てのJPBAイベントに参加する選手は、スポーツマンとしてふさわし い行動をとること。また、イベント開催地において、現地入りするまで の過程から、イベント開催前、開催中、開催後、現地を離れるまで、一 貫して自らの行動に責任を持つこと。

b
JPBAルールに違反する者、またスポーツマンとしてふさわしくない行 為をする者に対しては、警告、罰金、出場停止または除名の処分を科す ことがある。

c
スポーツマンにふさわしい行動とは、以下に明記する通りであるが、こ のかぎりではない。
●JPBAツアー、イベントスポンサー、スタッフ、選手、一般の人々に 対する敬意
●イベントの会場、設備、権限、運営方法に対する敬意
●イベント会場における礼儀正しい振る舞い、マナーの順守
●イベント会場における責任をもった分別のある行動
●イベント会場における下品で悪意のある言葉づかいの自制
●イベント会場における違法(未成年)または節度のない飲酒の自制

d
全JPBAメンバー、選手、関係者、スタッフは、国内外スポーツイベン トの良き伝統を踏まえ行動する。

D.


違反行為と処罰

a
JPBA競技規定に明記されているルール、特に行動規範に違反する行 為、JPBAの評判をおとすような行為をするいかなるJPBAメンバー、 選手、ジャッジ、関係者、運営スタッフ、ボランティアも、処罰の対象 となる。

b
処罰には、口頭による警告、書面による警告、罰金、イベント参加資格 の自動失格または除名、ポイントまたは賞金の剥奪、一定期間もしくは 場合により無期限のJPBAイベントまたはツアーの出場停止などがあ る。違反内容によっては、複数の処罰を科す場合がある。

c
コンテストディレクター、ヘッドジャッジ、JPBAルールと罰則の審査 委員はすべて処罰を決定することができ、また10万円を上限とする罰 金をその場で直ちに科すことをできる権利を持つ。違反を犯した選手に 対し、そのイベントでの自動失格または除名をその場で直ちに科すこと も可能であるが、即刻の失格については、上記のメンバー内で相談した 後決定することが望ましい。10万円を越える罰金を科す場合は、JPBA ルールと罰則の審査委員によるその状況に関連した全面的な調査を実施 しなければならない。その結果に基づき、委員会の他のメンバーに対し て、適正な処罰である旨の報告・提言書を提出し、過半数を得た段階で 正式決定を得る。また、永久追放に関してはさらにJPBA理事会の承認 を得る必要がある。

d
一人の選手に対し、違反行為が重なった場合の罰金については、個別または合算して科す。

f
罰金に関しては"返還”がまず最初の手段としてとられる。これは当該選手が獲得することになっている賞金からの支払いとされ、通常は、決定 しているがまだ受け取っていない賞金から支払いがなされる。

g
こうした返還が不可能である場合は、”賠償”となる。(例えば、違反行 為があったイベントで、賞金が獲得できないと分かっている場合、賠償 額が返還額を上回る、つまり既に獲得した賞金額をより大きい場合)

h
次のイベント開催時までに罰金の全額支払いがなされない場合は、当該 選手のイベント参加、シード権の獲得を認めない(これは罰金が払われ るまで継続)。

j
罰金の支払いが即座に要求される場合は、コンテストディレクターまた はヘッドジャッジがこれを回収する、あるいはJPBAがイベント終了時 に回収する。

k
口頭または文書による警告がなされた場合は、発行したJPBA理事がこ れを管理し、次のイベントのJPBAルールと罰則の審査委員に伝える。 同一人物が、ひとつのイベントで、あるいはいくつかのイベントに渡り こうした警告を繰り返し受けたという事実がある場合、それ以上の懲罰 あるいは罰金の対象となり得る。審査委員は、JPBAのイベントスタッ フに、異なる2つ以上の警告が発せられている選手の名前を把握させ (違反内容は問わない)、次に当該選手に違反行為があった場合は、警 告を発する発しないに関わらず即罰金の対象となることを知らせる。



JPBA選手規定違反、罰金内容
違反内容 罰金額
マキシマムウェイブオーバー 5,000円 1本につき
前のヒート進行中に次のヒートの選手がテイクオフした場合 5,000円 1本につき
競技エリアでのフリーサーフィン 20,000円
ゼッケンを適切に着用しない場合(ビーチマーシャルエリアでの場合と競技中の場合は、それぞれ別に罰金が科される) 20,000円
規定時間内にゼッケンを返却しない場合 20,000円
開始合図前のパドルアウト開始 10,000円
選手やその選手に関係する人物が、許可なしにオフィシャルエリアに入った場合(罰金は選手に科される) 30,000円
ウォーターパトロール、ヘッドジャッジ、コンテストディレクター、MCなどの指示に故意に従わなかった場合 30,000円
参加が義務付けられているイベントや説明会に参加しなかった場合 30,000円
2回のインターフェアランスがコールされているにもかかわらず、上がろうとしない場合 30,000円
スタッフに対する暴言(ジャッジ・メディア以外) 50,000円
イベント会場における他の選手または一般に対する暴言 50,000円
ジャッジに対する暴言、罵倒あるいは乱暴な態度・ジェスチャー 50,000円
メディアに対する暴言 50,000円
ジャッジシートの書き換え、破損、廃棄をした場合 50,000円
イベント関連の資産、所有物などに対し、故意に損傷を与えた場合 50,000円~500,000円
イベント会場の土地の資産、所有物などに対し、故意に損傷を与えた場合 50,000円~500,000円
ジャッジを含むイベントスタッフに対する暴力行為 50,000円~500,000円
イベント会場での他の選手に対する暴力行為 50,000円~500,000円
メディア関係者に対する暴力行為 50,000円~500,000円
プロフェショナルスポーツマンとしてふさわしくない行為。JPBAやボディボードというスポーツの信用失墜を招くよう な行為を含む(イベント中のみでなく、また、会場以外の場所も含まれる) 50,000円~500,000円
競技結果に対する共謀、不正工作または賭博行為など 50,000円~500,000円

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