2015.9.TAHARA PRO supported by EVENFLOW レポート -JPBA 日本プロボディボード連盟

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2015 APB × JPBA TOUR 5th
"TAHARA PRO supported by EVENFLOW"



9月4日(金)〜6日(日)
愛知県田原市赤羽根海岸(ロングビーチ)


第1日目:9月4日(金)
2015年9月4日は、13年ぶりにワールドツアーが日本へと帰って来た記念すべき日となった。
APBワールドツアーの第4戦として『TAHARA PRO Supported by EVENFLOW』が行われた。
APBとJPBAの両方のポイントが加算されるというダブルサンクションイベントとして開催された。

今大会の後援には、愛知県田原市、田原市教育委員会、渥美半島観光ビューロー、EVENFLOWからは、特別協賛を頂いた。

海外からは5回のワールドチャンピオンのネイーマーラ・カーヴァリオが来日、APBインターナショナルからヘッドジャッジとテクニカルディレクター、インターナショナル ジャッジが来日し、JPBAスタッフと合同での運営となる。

前日の設営では大雨に見舞われて苦労したものの、夜明けを迎えると同時に雲が切れ、コンテストがオンされる時間には晴れ間が見え始めた。

1日を通して秋晴れになり、空もこのコンテストを祝福してくれているようだった。
気になるコンディションは、1日を通してオフショアで、波も1mから1.5mとワールドツアーを行うには、申し分ない条件でDay 1を行うことができた。

1日の中でハイポイントを出したのは、レフト方向の波で素晴らしいエルロロを決めた、大月啓子。
そして、素晴らしいバレルロールを決め勢いに乗る、渡辺萌。
ワールドランキングでも上位に食い込む選手が多い中、大原沙莉と鈴木彩加が順当に勝ち上がる中、他にもリズミカルな演技をしていた西村優花、勢いに乗り今大会活躍が期待さ れる永井那旺。
若手として期待される、岡澤詩織が5回のワールドタイトルを持つネイマーラ・カーヴァリオ選手を破り勝ち上がった。

会場には約1200人ものギャラリーが来場してくれ、大会会場でレベルの高いライディングに釘付けになっていた。
明日からは、JPBAのメンズも始まりさらに盛り上がりを見せるTAHARA PROから目が離せない。


第2日目:9月5日(土)
大会二日目を迎え、今朝の7時のファーストコールでコンテストディレクターは、1日の中でもコンディションが良い時間帯の朝に、APB WOMENSのQFをスタートさせた。

このラウンドを通して8.25という、ハイエストスコアを出したのは岡澤詩織。
ヒート23では今シーズン絶好調の永井那旺とアマとしてタイトルを総なめにし、前回の大会でプロ宣言をした相田桃選手がクロスヒートを演じた。

2本の合計得点の差が0.25ポイントという僅差で勝ち上がったのは永井那旺。
ヒート24には昨年度ワールドランキング4位の大原さりと望月康子。
こちらも日本の合計得点の差が0.05と稀に見る接戦となった。

このヒートを制したのは掘れたセクションで深いターンからのエルロロを決め5点と4点を揃えた大原沙莉。
そしてヒート24では、岡澤詩織選手が15.25と、このラウンドのヒートトータルスコアハイエストを出しセミファイナルへと駒を進めた。

これによってセミファイナルにクレジットされるのはヒート25には西村優花と大原沙莉、ヒート26には永井那旺、岡澤詩織といった好カードが組まれた。

ファイナルデイとなる明日はさらに激しい戦いが期待される。


第2日目:9月6日(日)
< 1日目2日目よりもサイズダウン傾向でオンショアが強まる厳しいコンディションが予想された大会最終日。
ファーストコールは7時30分。
コンディションが良いであろう午前中に、APB Womenのセミファイナルをスタートした。

セミファイナル1ヒート目は西村優花と大原沙莉。
大原が先制攻撃でこのヒートのハイエストスコア7.5を出すと西村も6.25で応戦。
大原は後半4.75のバックアップを作り波を待つ。
西村も5.5のバックアップで応戦するものの、大原が逃げ切りファイナルへと進んだ。

2ヒート目には永井那旺と岡澤詩織が対戦。
今大会、勢いのある二人の戦いに注目が集まる。
永井が6.0と5.75で合計が11.75ポイント。
岡澤が5.9と5.75、合計得点が10.8と僅差のゲームを制したのは永井。
今季、調子を上げてきている永井那旺、ファイナルでもいい演技を期待できそうだ。

続くDKヒートでは、素晴らしいスナップバックを決めた山田幸久が10.25の総合得点で優勝。
2位は富田和麻、3位には富田和麻、4位鈴木啓介といった結果になった。

今期からスタートしたジュニアクラスのヒートには、蛭間拓斗、加藤優希がクレジット。
闘志むき出しの戦いが繰り広げられた。
未来のチャンピオンとなるであろうこの二人の戦いは、現役の選手たちにとっても刺激になっているに違いない。

そして、注目のメンズファイナルは久米総一郎と遠山純。
若手二人の対決となったこのヒートでは、難しいコンディションの中、遠山が良い波をつかんだ。
コンビネーションのエルロロを決め、終始ヒートをリードしてトータルスコア10.10。
プロに転向してから、悲願の初優勝を決めた。

APBのWomenのファイナルでは前半、永井那旺が先制攻撃を仕掛ける。
しかし、オンショアによって波のコンディションが悪くなる中、2014ワールドツアーランキング4位の大原沙莉が落ち着いた試合運びと、じっくり選択した波で確実にスコアを伸ばす。
トータルスコア13点で永井を下し、嬉しいワールドツアー初優勝を決めた。

大原はこの勢いに乗って、APB最終ランキングが決定するポルトガルレッグに向け大きな弾みを付けた。
必ずランキングトップで日本に帰ってくるはずだ。

JPBAとしては史上初となるAPB、JPBA合同イベントを終えることができ大変感謝しています。
来年もこの場所に帰ってこれることを切に願い、次の最終戦宮崎へとツアーは向かいます。

See you soon

大会特設サイト
http://www.namiaru.tv/live/jpba/

田原観光ビュロー
http://www.taharakankou.gr.jp

EVENFLOW
http://evenflowapparel.com


MENSクラスの結果
- - - - -
優勝 遠山 純
2位 粂 総一郎
3位 近藤 義忠
3位 相原 法央



WOMENSクラスの結果
- - - - -
優勝 大原 沙莉
2位 永井 那旺
3位 岡澤 紫織
4位 西村 優花



DKクラスの結果
- - - - -
優勝 山田 幸久
2位 富田 和麻
3位 藤岡 慶
4位 鈴木 啓祐




JPBA/日本プロボディボード連盟

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Photos
Pedro Gomes / JPBA
Sinya Oyakawa / JPBA
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