別2.ハワイレポート

協力スポンサー企業様各位、選手各位

2007年1月5日〜18日までの期間、JPBA理事長岩波重之とJPBAヘッドジャッジ福原宏之の2名でハワイノースショアで開催される「ロックスターゲームパイプラインプロ」にて、現地視察及び運営研修をさせていただきましたことをご報告させていただきます。

はじめに今回の研修の目的ですが、この研修を通して海外の運営団体の方針や考え方など新しい価値観を学習し、今後のJPBA運営に役立てることでございます。

内容として運営全般の機能を確認し、各部署責任者やトッププロ選手へのインタビュー、さらに現地コンテストディレクターであるボブ・トーマス氏から経費など内部的なものを含む様々な情報を頂きました。

ハワイのイベントが我々JPBAイベントと一番異なっている点は、イベントについての考え方でありました。
全ては来てくださるギャラリー、メディアを喜ばす為に、エンターテインメント性に重点を置いた運営であると確認しました。それはいまだJPBAでは未開発の考えであります。

『コンテストディレクターは会場が盛り上がるイベント運営をし、その中で選手は最高のパフォーマンスをする。そして感動が生まれ、ギャラリーが集まり、ビジネスが生まれ、その資金が選手に還元される。』

そのシンプルで重要な考えや各自の役割がこのイベントの根底にしっかりとあり、それらは運営陣のみならず、選手も理解しているのが何より素晴らしいことでした。そしてここでのビジネスというのはスポンサーの流入を意味します。

そうした研修から得た価値観を生かし、本年度のJPBAもビーチから多くの歓声が選手に届くイベントを開催したいと思います。 実際には各責任者の明確配置など、業務管理を徹底し安定運営を目指すとともに、『魅せる』内容を盛込んだイベントの開催、イベント情報のメディア露出を積極的に行う。さらには選手・役員それぞれの責務をしっかりと説明していくことが必要だと考えます。
また、スカラシップなど選手活動の援助や、イベント開催地でのジャッジセミナーなど各地域での意識向上などにも誠心誠意取り組んで参りたいと思っております。

最後になりますが、今回このような素晴らしい研修をJPBA運営費より費用を歳出し、実行させていただきましたこと、協賛スポンサー企業様各位および参加選手各位に対し、心より感謝しております。
どうもありがとうございました。

JPBA理事長 岩波重之


■福原レポート

2007年パイプラインコンテストにおけるジャッジング業務を終えて、感じたことをレポートいたします。

今回のコンテストにおけるヘッドジャッジの仕事についてですが、日本でのコンテストでは、運営サイドが準備をしていた器具等についても、ハワイではジャッジングに必要な器具に関しては全てヘッドジャッジが用意をしておりました。
そしてヒートスケジュールの確認などを、朝一番のコンテストディレクターとのミーティングにおいて確認し、その日のベストと思われるブレイクにあわせてジャッジテントの位置等も決定しておりました。そしてヒートスタート30分前には全てのスタンバイが終わっていました。
ヒート時間なども全てヘッドジャッジの意見で決定されており、その準備の分担などにおいては、今までよりもより積極的な取り組みが必要だと感じました。

次にルールについてですが、コンテストディレクターのボブ・トーマス氏およびヘッドジャッジのクライトン氏との話の中で、今回のパイプラインコンテストにて採用されているルールはIBAルールだということ。そして今現状、世界統一ルールはないということを確認できました。
さらに今大会の参加選手やスタッフの全てがルールを把握しているのではないことからも、この大会を見る限りでは、現状の日本のルール伝達はしっかりしているのではないかと思えました。

そして最も重要となるジャッジング基準についてですが、今回の大会の開催場所はパイプラインであるので、ベストのライディングというのは明確でありました。それはなぜかというとパイプラインというブレイクがチューブライディングが出来る状況であり、そのブレイクをターゲットとした大会開催であるからです。
ゆえにポイプライン以外のブレイクで、いくら素晴らしい波をメイクしても、一番重要視されているのがパイプラインでのチューブライディングであり、チューブライディングが無いライディングで、いくら質の良いリップのテクニックをメイクしてもエクセレントの得点は得られることはありませんでした。

昨年のパイプラインコンテストでの勉強の際には、チューブライディングだけでも10点満点が出ていたのですが、今年はチューブライディングプラス出口でのリップテクニックが得点に反映されていました。そしてそのリップテクニックに関してはリップからの高さが重要視されていました。
そうしたジャッジ指針からも、今年はチューブライディングだけでは、ヒートを勝ち上がるのは難しくなってきていると思えました。そして日本でのJPBAコンテストに関しても、去年までターンを最重要視し、その次にリップアクションという考えでしたが、今年からリッピングの完成度にも、より目を向け評価をしていきたいと思いました。
なぜなら、見ているギャラリーや選手が興奮する「魅せるコンテスト」を開催することが何より増して重要、かつエキサイティングであり、それは誰もが楽しく思うからであります。

ジャッジ基準の中に「革新的で進歩的」という言葉が入っているが、まさしく革新的というのは今までに見たことのないテクニックであり、世界的に日本が遅れているものがそこにはあるのではないか?とも感じました。
例えばエルロロというテクニックがあるが、見ている人が容易に予想できる場所で技をするのではなく、誰もが予想できないクリティカルなポジションでテクニックをメイクしたら、よりギャラリーや選手もエキサイティングになることでしょう。

選手が常に予想できる場所でそういったテクニックを出しても、日本のボディーボーディングは進化していかないと今回のコンテストで再認識出来ました。この考えは進歩的という言葉にも合い通じるものがあると考えます。
選手の多数が同じセクションでエルロロをするそのポジションで、例えばエアースピンなどのテクニックをメイクして高得点を出したら、他の選手もトライしようとする気持ちにつながると思う。それが「進歩的」ということであり、日本のボディーボーディングの進化になるのだと思います。

最後にこのハワイ滞在を終えて、JPBAヘッドジャッジとしての意見を書かせて頂きます。
この3日間のパイプラインコンテストにおいて、担当のヘッドジャッジの集中力の素晴らしさが体験できました。ヘッドジャッジの力量はコンテストを成功させるにあたりとても重要な役割を持っております。去年まで運営サイドに任せてきた部分が少なからずあったように感じられ、世界大会のヘッドジャッジの立場、仕事を肌で感じられたことで昨年に引き続きより深く勉強、そして多くの反省をすることが出来ました。

この度のトレーニングを今年のJPBAツアーに取り入れながら、素晴らしいコンテストが運営出来るように頑張りたいと思います。今回JPBAの経費よりこのような素晴らしいコンテストでのジャッジング業務とトレーニングをさせて頂きましたことを、協賛スポンサー様各位ならびに、参加選手各位に感謝するとともに、心よりお礼申し上げます。
どうもありがとうございました。

JPBAヘッドジャッジ 福原宏之


1.2006年度収支報告
2..本年度の人事について
3.イベントフォーマットについて
4.エントリーについて
5.罰則の追加について
6.NSAとの連携について
7.今後の活動のための協力の確認
8.ハワイ研修内容のご報告

別1.ハワイインタビュー前半
別1.ハワイインタビュー後半


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