Contest Report
2003年JSTC第2戦クリーンビーチ木崎浜杯 プロアマボディボード選手権大会
Supported by Philippine Airlines 大会レポート

2003年10月11〜12日にJSTC第2戦が宮崎県こどもの国ポイントにて行われました。
アマ・ロコトライアル、ビギナーズカップが行われた11日は雨風とも強く選手は苦労していましたが、メインラウンド当日の天候は雨時々晴れとあいにくの空模様でしたが、波のサイズは肩〜頭サイズと今回もなかなかのコンディションでした。

 
低気圧の接近による悪天候に悩まされた11日は既設の施設を補強して本部テントとしました。   海は真っ白ながらもゲットはしやすく、選手も果敢にチャレンジしていました。
 
ジャッジも前からの風雨に悩まされながら、必至のジャッジングとなりました。   ビギナーズカップとはいえハイレベルな戦いでスピンなどのテクニックが連発。

前回の四国に匹敵する悪天候の中アマチュア・ロコ予選、ビギナーズカップが行われた11日。風も冷たく選手も震えながら自分の出番を待ち、積極的なライディングを披露してくれました。この中から来年メインラウンドを登っていく選手が生まれる予感を感じるみんなの頑張りがとても印象的でした。

 
メインラウンド当日は晴れ間が出て、みんなにも笑顔が戻りました。   今回サポートしていただいたフィリピン航空のバナーとパネルがヤシの木に配置され会場のムードをより南国調に盛り上げてくれました。
 
その他にもたくさんのスポンサーの協力を得て、大規模な大会が運営されています。
  フィリピン航空、マリンジャックのチラシなどがカロリーメイトと共に選手に配布されました。
 
天候が回復してからはギャラリーも多数来場し、ロトは50通の応募がありました。   11時からは消防署職員による心配蘇生法の講習会が行われました。
 
雨が上がってからはジャッジもステージの上からのジャッジングとなりました。
  サーキットビデオ製作の為みんなのライディングを撮影する加藤勝典。奥で写真を撮ってくださっているのはフリッパーの秋元さん。

大会途中にも雨と雷により一時インターバルを取るなど、変りやすい天気で進行が遅れ遅れになった今回の大会。
決勝が終った頃からは雨風共にどんどん強くなり、雷もなり始めまさに嵐の中での表彰式となりました。急遽表彰式はテントを並べた中で開催されましたが、入れる人数に限りがありせっかく起こし頂いたギャラリーの方全員が表彰式に参加出来なかったのが残念でした。

 
DKのファイナリスト、左から藤岡慶、鈴木啓祐、星野天志、中津川賢。   ウィメンズクラスのファイナリスト、左から二宮千津、井上みや、高野佳代子、甲斐貴美子。
 
メンズクラスのファイナリスト、左から山田亨、前山剛志、望月崇弘、京谷雄策。   集計と表彰式の準備が整うまでの時間、暴風の中ビーチクリーンが行われました。
 
前日のビギナーズカップも最終日に表彰式が行われました。写真はウィメンズの入賞者。   こちらはメンズの入賞者。
 
今大会もスポンサー各社から大量の協賛品を頂き、選手・ギャラリーがくじ引きでグッズを獲得していました。   ギャラリーの方もグッズを手にし嬉しそう。
    
ロト優勝者にはフィリピン航空よりセブ島往復チケット、マリンジャックよりクラウド9のサガナリゾートの宿泊券が贈られた。     

時間が押してしまい、帰りの飛行機の都合で止む無く帰る選手もいましたが、嵐の中選手みんなが合羽を着て集まってくれたので表彰式はとても盛り上りました。協賛品も今回も素晴らしい物ばかりで、ビギナークラスなどの選手もボードなど高価な商品をもらってビックリしていました。スポンサー各社には本当に感謝の気持ちで一杯です。テントがバナーで埋まり、商品が溢れた今大会はギャラリー選手共、会場にいるだけで気分が盛り上ったと思います。地元の方々・選手・ギャラリー・運営役員・そしてスポンサー各社の一体感が感じるとてもいい大会になったと思います。そしていよいよメインラウンドの表彰へ!

 
DKクラスは藤岡慶が初優勝を飾った。   藤岡プロの安定したリッピング。
 
ウィメンズクラス、こちらも初優勝を高野佳代子が決めた。   確実にリップのタイミングを捉え、大きなエルロロで高得点を出した高野プロのインサイドロロ。
 
メンズクラスは今大会ポスターのモデルにもなった京谷雄策が制した。   バックフリップなどの大技を取り入れ優勝を果たした京谷雄策。
 
ベストライディング賞は望月崇弘。フィリピン航空よりセブ島往復エアチケットが授与された。   切れのあるライディングが目を引いた望月選手のライディング。
 
その他目を引くライディングが目白押しだった今大会。写真は明松プロのスタンディング。   ビックセットを掴みボトムターンしているのはウィメンズ優勝者の高野プロ。

今回の大会はニューフェイスの健闘が目を引きました。DKの藤岡プロ、ウィメンズの高野プロは嬉しい初優勝。高野プロはJSTC過去最高の20万円の優勝賞金をゲットし、パーティーチームの面々にご馳走したようです。このような高額賞金も地元役員の方々の苦労と協力があったからこそ可能になったのだと思っています。

12日の大会がすべて終了し、13日にはJSTC主催のスクールが木崎浜に場所を変更して行われました。35名の参加がありトッププロとのひと時を真剣なまなざしで楽しんでいました。

 
たくさんの参加者が木崎浜に集まりました。   こちらは先生方。
 
各クラスとも海へ入る前にビーチでのレッスンとなりました。   砂で波を説明しているのは地元プロの池田雄一先生。
 
この日の木崎浜はこんなグッドウェイブ!   テレビ宮崎の取材もありました。テレビ宮崎のクルーの方ありがとうございました。
 
スクール後はボードが当たるじゃんけん大会で盛り上がり、当選者には先生方のサインが入ったボードがプレゼントされました。   たくさんの参加本当にありがとうございました!!

予期せぬ悪天候にスケジュールが左右されてしまった今回の宮崎大会ですが、まずは地元で全てを取り仕切っていただいた宮崎サーフィン連盟の緒方さん、理事長の秋元さん、甲斐さんを初めとした役員の方々、ニューウェーブの上村さん、地元ローカルの池田プロ、そしてたくさんのスタッフの方々に心よりお礼申し上げます。
天気の状況に合わせて運営に必要な車やテントなど、的確な判断で手配していただいたおかげで本当に素晴らしい大会になったと思います。
そして選手の方々。遠い宮崎までこれほどまでたくさんの選手に足を運んで頂けたこと、本当に嬉しく思います。
今回宮崎大会賞金総額110万円、総エントリー数はビギナーズカップを含め140名。これは間違いなく日本最大規模の大会だったのだと思います。そして悪天候にも関わらず足を運んでいただいたギャラリーの皆様。残念ながらギャラリーまで収容可能な施設がご用意できなかったので、表彰式まで楽しんでいただけなかったのが残念ですが、ロトを見る限り茨城や福島、東京、湘南と遠方からの方も多くいらっしゃいました。

こういった期待と協力に負けぬように今後ともJSTC役員力を合わせて頑張っていきたいと思います。
次は最終戦!選手・ギャラリーの方々。千葉鴨川で会いましょう。
本当にありがとうございました。


Copyright(c) 2002 JSTC All right reseved.